現在Web制作界隈を騒がせているWordPressとWPEngineの問題によって、Advanced Custom Fields(ACF)を取り巻く環境に大きな変化が起こっています。
これまでWPEngine社が開発をし提供してきたACFが、WPEngine社には無断でWordPressによりフォークされ、Secure Custom Fields (SCF)に生まれ変わる?という異常事態が起こっています。
これにより、ACFを使用しているWeb制作者は今後2つの選択を強いられます。
①WordPressが公式にアナウンスしている通りにACFからSCFへ移行する
②引き続きWPEngine社が開発し提供するACFを利用する
①を選択する場合は、既存のACFをWordPress管理画面より最新版にアップデートすることにより、SCFへ自動で差し変わるとのことです。
しかし、私たちがこれまで使用してきたのはあくまでもWPEngine社が開発を行ってきたACFであり、「WPEngine社が開発をするACFを利用し続けたい」という方は少なくないのではないでしょうか?
SCFに移行をすることで、差し当たっては問題が起こらないと予想しつつも、将来的にどのような変化が加えられるかは未知数です。
そこで本記事では、「②引き続きWPEngine社が開発し提供するACFを利用する」という意向の方を対象に、どのようにアップデートを行えばいいかを解説します。
WPEngine社のACFを最新版にアップデートする方法
本記事で紹介する方法は、ACFの公式ブログからも確認いただけますが、英文なので翻訳が面倒だよという方はこのまま読み進めていただければと思います。
①こちらから、ACFの最新版zipをダウンロードしてください。
②ACFを更新するサイトの管理画面にログインします。
③以下のように進み、ダウンロードしたzipファイルをサイトにアップロードします。
1.プラグインメニューの「新規プラグインを追加」をクリック
2.「プラグインのアップロード」をクリック
3.「ファイルを選択」をクリック
4.「ファイルを選択」を押下後、ダウンロードしたzipファイルを選択しアップロードし、「今すぐインストール」でインストールします。
5.「アップロードしたもので現在のものを置き換える」をクリック
下記赤枠のメッセージが出れば成功です。
プラグイン一覧で、ACFのバージョンが最新になっているか確認しましょう。開発者もWP Engineになっているはずです。
有料版のACF PROは影響を受けない
有料版のACF PROはSCFへの強制アップデートの影響は受けないようなので、特に対応の必要はないとのことです。
ACF公式ブログより
Web制作者は今後の動向にもアンテナを貼っておかないといけない
今般の出来事は今後さらに状況が変化することも予想されるので、特にACFを利用するWeb制作者は定期的に状況を確認しておく方がよさそうです。
おしまい!